商店街の歴史とまちづくりの取り組み
歴史

昭和37年(1962年)4月1日、前身の『相原商工会』が結成された。その経緯は残念ながら資料が残っていないために、詳しい事はわからないが、この年の2月に城山ダムの建設に伴い、水没される132世帯の方々が越されて来た事や、道路整備も進み、自然発生的な人口の増加、店舗や事業所の増加が有り結成されたと思われる、東京オリンピックの2年前であった。
 昭和44年10月相模原市農協相原支店、昭和47年4月相模原相原郵便局、そして昭和48年4月5日スーパー忠実屋二本松店(現グルメシティ)が開店、昭和50年7月に二本松の住居表示が実施、昭和51年4月二本松児童館(現二本松こどもセンター)、昭和53年4月には相模原市消防相原分署の設置、昭和58年5月八千代銀行二本松支店の開店など、利便性が向上し、地域はもとより、周辺からの来客も多かったときである。
 名称も『相原商工連合会』に改名、商業サービス系・工業系・飲食系の連合組織になっていった。
 しかし、昭和51年から昭和61年の10年間は、ユニ橋本店に始まり、富士スーパー、いなげや下九沢店、京王ストアー二本松店、忠実屋橋本店、いなげや相原店と、街を取り囲む様に大型店が出店、この街の商業環境は大きく変化していく。
 特に昭和61年4月の忠実屋橋本店(現東急ストアー)の出店は、それまでの1000u前後の売場面積が、約9000uということで、当時ではかなり大きな面積の出店で、商業サービス系のお店にとっての危機感は相当なものであった。会としても、考え方、立場の相違から工業系は脱会、飲食系はそれ以前に脱会していたので、飲食、工業、商業サービス系と、それぞれが別々に活動する事となり、会の名称を現在の、『相原二本松商栄会』と改名し昭和61年(1986年)に新たなスタートをした。
 ●安全・安心のための商店街街路灯を3ブロックに分け合計174基設置
 ●顧客の取り込みを目的にスマイルスタンプ事業のスタート
 ●盆踊りだけでなく、より楽しんで頂けるように、夏の大感謝祭として盆踊りのほかに
   ゲームや歌謡ショー抽選会などの催しを行う。
 ●コミニケーションの醸成からボウリング大会の開催
 ●講習会・勉強会・先進地視察などの実施
 ●車社会への対応から忠実屋二本松店(現グルメシティ)の協力でお買物のお客様用の
   駐車場の確保

 ●自治会連合会主催のふるさとまつりへの参画
   など、地域に密着した活動を進めるが、周辺には食品スーパー・総合店・ホームセ
   ンター・医薬品・衣料品・家電などの量販店が出店、環境はますます厳しくなっていった

 まちづくりスタート
 平成7年、相模原市は首都圏における中核的な都市にふさわしい魅力あるまちづくりと、
 市民や来街者の多様なニーズに応える商業集積を目指した『さがみはら産業振興ビジョン』
 基づき、市内の各商業地を対象に、各地域の個性・特性を活かした商業地の活性化が
 進められる。
   (当商店街は近隣商業地の位置づけ)、
 ○平成10年度、神奈川県商店街診断
 ○平成11年度、相原二本松地区産業振興ビジョン促進研究会を飲食・工業系にも参加
    いただき
    ・問題点と今後の街づくりの方向性の集約を図る。
    ・地区生活者にはアンケートやグループインタビューから、買物行動の把握と問題点や
     今後の向について幅広く意見を聞く。その結果を踏まえ
 ○平成12年度、相原二本松地区商業地形成事業商店街振興計画策定委員会(自治会
    役員、金融機関・大型店も参加)
    ・基本テーマの目標・基本方針、活性化推進事業の検討、実現に向けての事業化
     スケジュールおよび事業内容、体制づくりを定め、平成13年3月にまとめ発表する。
 
 
まちづくりの方向性

   基本テーマは ふれあいと安らぎのWoodyTown相原・二本
   基本方針は
    ○地区特性を十分に活かした個性ある商店街づくりを目指す。
    ○地域住民等への生活環境の向上を目指した機能の導入を図る。
    ○環境にやさしい話題性あるまちづくり・地域づくりを目指す。
    ○快適で安全、魅力的な生活環境としての歩行空間やまちなみの充実を図る。
    ○地域住民等とのふれあい・コミュニケーションの創出を図る。
    ○快適で楽しく買物が出来る休憩所や公衆トイレ、案内サインなどのサービスの
      充実。
    ○商店街組織力の強化、地域コンセンサスの形成推進。  

 活性化事業の推進
  平成13年6月、相原二本松地区まちづくり推進委員会を策定委員会と同様の構成で
  設置し、単独事業と共に事業推進を図る。また、平成19年4月に制定された相模原市商店
  街の活性化に関する条例で示された加入促進と地域貢献事業の実施を目的に、
  相模原商工会議所・相模原市商店会連合会・市民・行政による協議会をそれぞれに設け
  事業実施を行う。  
    1、花いっぱい運動の展開
    1、タウン誌まつぼっくりの発行(自治会の協力で自治会全戸配布)
    1、ロゴキャラクターマークの制作(女子美術大学と連携・キャラクターマークに
      地元小学生の協力で『マツボー』と命名
    1、商店街の市道に二本松通りふれあい通りの愛称を命名
    1、二本松通り・ふれあい通りの歩道のあるところを側溝に蓋をしその上からカラー
      舗装を施す。あわせて電柱を民地に移動歩行空間の確保を図る
    1、一部老朽化した街路灯の立替および補修工事

    1、若手の活躍の場つくり、地域とのコミュニケーション、リサイクルエコ活動の一環
      から、マツボー市&フリーマーケットの開催
    1、キャラクター・ロゴマークを活用し、買物エコバック・卓上カレンダー・街路灯フラック
      の作製
    1、一店逸品運動の展開
    1スマイルスタンプ事業の拡充
    1、夏の大感謝祭の充実
    1、宅配事業の研究
    1、粗大ごみ有料シールの販売
    1、店舗・事業所から出る、事業系ごみの共同排出事業
    1、歳末イベントの充実
    1、ホームページの設置と活用の推進
    1、協議会の事業計画に基づき
       商店街クリーン大作戦の実施(20,9,24)・
       未加入事業所の商店街加入促進進中

    1、相模原経済協議会(相模原市商店会連合会)を通じて、他の都市の名産品などを
      活用した事業
       大船渡市のサンマ(さんままつり)・立科町のリンゴ・肝付町のたんかん・など
    1、講習会の実施・参加
    1、懇親会の開催
    1、相原自治会連合会主催ふるさとまつりへの参画




 これからの取り組み
     全国的にも商店街は厳しい現状ですが、当商店街も同様に近郊への大型店・
     大型専門店などの出店や駅周辺の再開発・昨今の流通の変化、財源・人材など
     課題は山積みですが、活動の停止や減少=街の衰退は避けなければなりません。
     商店街の活路は暮らしに役立つ商店街といわれている。暮らしに役立つ商店街を
     再構築するために地域事業者間の連携、地域との連携、関係機関等との連携の
     充実を図り、基本方針・基本事業の推進・地域の安全安心・環境への配慮・地域
     貢献事業などに取り組むことが、
地域からの信頼が高まり、来街者が増え、個店の
     集客につながると考える。
                                               2008,4